家づくりは後悔だらけ!?収納・コンセント・照明

家作りの基本
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「家作りって3回経験して満足行く」ってよく聞きませんか?

後悔はつきものだと思います。
だって、一日のすべての行動に満足できてる人、一日一日悔いなく生きる人なんて多くないですよね?
ああしたら良かった。こうしたら良かった。毎日思ってます。

もちろん高価な買い物で、ほとんどの人にとっては一生に一度になる家づくり、失敗したくないですよね?

けど、失敗はするし、後悔もします。

これから家を建てる方、建てようとしている方にとってそんな「後悔」を少しでもなくせるようなお話をしていきます。

なんで後悔するの?

「そもそもなんで後悔するの?」
「よく考えて、設計士に相談したらいいじゃん!」

後悔…あとになって後悔すること(スーパー大辞林)

みんなもご存知の通り、「後悔」とはこんな意味ですよね。

私が思う『家つくりにおける後悔』とは想定外のことが起こった時に思うことだと思います。
どこまで想定しておくか。よく社会人になると言われる『想定外の想定』をしよう!ということです。

その為にまずよくある後悔を知ればある程度防げることもありそうじゃないですか!?
と思って、よくある後悔はなしを私なりにまとめてみました!

家作りにおいて後悔するポイントは大きくわけて3つ

<後悔するポイント>
①収納 ②コンセント ③照明

「え?なんか意外…」
「間取り・土地・設備とかお金のかかることじゃないの?」

もちろん、部屋数、生活動線などの間取りや立地などの土地関係、キッチンやお風呂の水まわり設備の後悔もよく聞きます。

ただ、お金がかかることだからこそ皆さんちゃんと考えるんですよね!
実際のところ、ほんとにしっかり考えられるんです。

家作りの基本はもちろん間取りなので皆さん入念に考えています
キッチンからの洗面への動線、どこで洗濯する?干す?、など考えますよね?
けど…先程あげた3つはおろそかにしがちじゃないですか?

①収納の後悔

間取りは考えるのに間取りと切っても切り離せない『収納』について、しっかり考える方が非常に少ない!

「ここに収納があったらな」
「子どもが増えて収納がたりなくなった」
「収納を持て余している」
「収納のサイズが微妙」

こんな声をよく聞きます。

「じゃあ、収納増やしたらいいじゃん」→「どこに増やそう?」
一生懸命考えた間取りやデザインのために住んでから収納を増やそうと思うと難しい傾向にあります
「ここにタンスはダサいな」「けどスペース的にここしかないな〜」→「断念」

結局収納スペースは確保できずいろんなモノがリビングに野ざらしになったり、使っていない子ども部屋が物置部屋に…なんて状況をよく見ます。

さらに細かく聞いていくとこんなことも…

「掃除機を収納するところがない」「掃除道具と食品が同じ場所にある」「パントリーが物置に」
「書斎カウンターが文房具の収納場所に」「机の上が郵便物の一時置き場に」「玄関にコートかけたい」「傘が外に放置」「自転車が雨ざらしに」「せっかくのSC(シューズクローク)が物置に」
「季節モノをしまうために大きな納戸作ったけど、取り出しにくい」

挙げるときりがないですが、かなりの方が収納について不満をお持ちのようです。

『収納』を考える上でのポイント
収納する「モノ」を把握し適切な「収納スペース」、「場所」を検討すること

どうゆうことかと言うと…
多くの方が「パントリー2帖くらいほしい!」と、先に「収納場所・量」を「とりあえず」を確保しようとします
しかし、「〇〇を使う予定で、見えないようにするために、2帖ほどパントリーが欲しい」と考えることが大事になります。
そうすることで、本当にパントリーが必要か、2帖で十分か不十分か、そもそもパントリーにしまう必要があるのか、必要な場合パントリーはどこに設ける?と間取りを検討することができます。
つまり、「何を」収納するか、それが「どんなサイズ」で「どんな使用頻度か」を考えなくてはいけません。
「パントリーがほしい」が先に出ても良いのですが、その中でやりくりしないといけない為、生活の中でもっと考えておけばよかったとなりかねません。
「こんな収納スペースがほしい」ではなく、「これらを収納するために」「パントリーが最適」と答えを導きたいですね

収納を考える上で、パントリーを例に上げましたが、各場所で必要になる収納内容をまとめました。
ご参考までに!


②コンセントの後悔

「収納が足りないで困るはわかるけど、コンセントで後悔する?(笑)」

そうなんです。
私はお客様と打ち合わせをしていても「コンセントやスイッチの位置」を簡単に考えすぎだと思っていました。(もちろん指摘しましたよ)

あとから電気工事をするのは意外と大変なんです。
コンセントの追加工事は意外とお金がかかります。
ネットを見ると相場は2万円とか書いてありますが、ハウスメーカーや工務店では2万円と思います…
そもそも配線できるのか、分配できるのか、断熱材、構造材の関係など色々考えないといけないことが多いのです。

ネットやピンタレストなどで「コンセント」と調べると「コンセント 後悔」が上位に検索されています。
また、「注文住宅で後悔したコンセントの位置」などと後悔した実例を挙げられている方が非常に多いです。

例えば…

「掃除機の収納場所を作ったけど収納の中にコンセントが無いから充電できない・コードが丸見え」
「何かをするときにコンセントが不足している

『コンセント』を考える上でのポイント
使用する「場所」と「頻度」を検討し使用しやすい場所に「予備」を作る

どういうことかと言うと…
「同じ場所で同じタイミングに使用することがあるケース」を検討すること
常時スマホの充電器でコンセントは埋まります。そこに扇風機や掃除機同時に使用したいものが重なると困りますよね?
そのため、「使用する場所」と「使用頻度」を検討する必要があります。
しっかり検討した上で「予備」を作ることで、生活スタイルの変化などにも臨機応変に対応ができます。
おすすめは「収納の中」「階段付近」「廊下」
※もちろん間取りによるので設計士さんにあったほうが良いと思う場所を聞いてみてください。

選べるものが豊富になりましたので、せっかくこだわるならコンセントやスイッチの見た目も気にしましょう!

③照明の後悔

「照明は後悔しそう」

後悔すると思います。
ただ、照明で嬉しいのはなんとかしやすいということ!
「補助照明」が今はおしゃれで種類も豊富にあるからです。

ただ、あれもこれも追加とならないようにしっかり考えなくてはいけません。
照明の後悔は「暗い」「多すぎる」「色」です

「勉強するには暗い」「暗さを心配してリビングに照明をつけすぎた」「寝る前に白い照明は眩しい」

照明を考える上でのポイント
照明の「位置」と「そこで何をするか」と「色」を検討すること

どういうことかと言うと…
「どんな作業」をし「どこをどんな色で照らしたい」かを検討すること
勉強をするのに電球色(オレンジのような色)は最適ではないですよね?
キッチンでお肉を切る時お肉の色がわかりにくいなんてことは嫌ですよね?
作業内容を確認しながら照明の位置と色を考えることが大切です

照明を選ぶときはココに

「色」…「電球色」「昼白色」「昼光色」の3色で色分けされます。
それぞれ適切な場所と人にもたらす効果が違います

「電球色」(オレンジっぽい)
効果:落ち着いた柔らかい雰囲気を演出、リラックス効果が期待できる
適正:リビング・寝室・トイレ・廊下

「昼白色」(白っぽい)
効果:自然に近い明るさ、自然な色味でモノが見える
適正:WIC・化粧スペース・脱衣所・洗面所・キッチン(手元)ある程度どこでも使える

「昼光色」(白青っぽい)
効果:集中力が高まる
適正:書斎、子ども部屋、デスク

照明の位置は作業する真上より少しずらしたほうが良いです。
意外と照明は広範囲を照らしてくれています。

これらを元に照明を計画しましょう。
照明はおしゃれな家には必須の要素になります。

照らす場所とあえて照らさない場所で使い分けて空間を演出しましょう!
照明メーカーのカタログは様々な照らし方があるので非常に参考になりますよ!

まとめ

・想定外があると後悔する
・想定外の想定をしておく
・後悔のポイントは収納・コンセント・照明
・収納する「モノ」を把握し適切な「収納スペース」、「場所」を検討する
・使用する「場所」と「頻度」を検討し使用しやすい場所に「予備」を作る
・照明の「位置」と「そこで何をするか」と「色」を検討すること
・照明の色は「電球色」「電昼色」「電光色」の3色。それぞれ適した場所に使用する

ここまで抑えることができれば間違えなく後悔は少なくできます!
メーカーや工務店によってはそもそも打ち合わせ回数も少なく、ここまで提案してもらえないかもしれません。参考にしてじっくり考えましょう。

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